今晩は!
L&WのBOBです。
ココのところ浜名湖イベント(5/15)の準備と諸々の実験を兼ねたサンプル製作、そしてSK8PRO(スケートボードを使ったプロジェクト)と色々と動いています。
特にSK8PROはもう少しで皆さんに詳細をお知らせできる状態になるので、お楽しみに!
さて、今日はちょっと変わったご依頼のバーニング作品をご紹介。
今まで、ギター関係で色々とバーニングをしてきました。
記憶に新しいところだと、総ペイズリー柄のギター↓(のブログ)
やネック一本丸ごととか、中古のGIBSONレスポールJr(←生地着色の状態)にも焼いてきました。
そんな楽器関係、ギター関係でご依頼を受けたんです。
「ハンドメイドの木製のピックガードを3プライ風にバーニングして欲しい」と。
チョット意味が分からない、という方のために解説しましょう。
ピックガードというのは、↑のギターの画像で言うと、茶色っぽい鼈甲柄の板の事。
ピッキング(=弦を弾く)の際、ボディに傷をつけないための板です。
そして3プライとは、「3枚重ね」という意味です。
上の画像は2プライ(2枚重ね)ですが、重ねる事で斜めに削った際PGのラインが見えて、輪かくがハッキリと分かります。
装飾的な意味しかありませんが、一枚よりも複数枚重ねたピックガードの方が高級感がある、という感じです。
そして、今回のご依頼はハンドメイドの木製、という事で依頼主自らが製作されたもの。
それがこちらです。
見ての通り、木材(メイプル)で作られたピックガード。
このピックガードを3プライ風にして欲しい、という事で、ご依頼頂いた訳です。
作業内容としてはとってもシンプル。
ピックガードの縁、斜めにカットされた部分にラインを焼き付けるだけです。
とはいえ、ラインの位置と太さを一定に保つ必要があるので、実は簡単ではないんですが。
まあそんなこんなで、完成したのがこちら!
分かりますか?
よく見ると、ピックガードの縁部分にラインが入っているのが分かると思います。
こう見ると良く分かりますね。
ぱっと見どう見ても3プライのピックガードに見えます。
さらに拡大すると。
こんな感じ。
ラインの位置、太さなどを崩さないように気を使いました。
これでもご依頼頂いた通りの作業なんですが、もう少し見てみましょう。
ネックポケットや
ピックアップを取り付ける為の穴もしっかり3プライ風にしています。
ギターの一部として組み込んでしまうと見えない部分ではありますが、
この方がよりリアルに見える、という事で頑張りました。
結果的に後依頼主には喜んで頂けた様なので何よりでした。
次回はピックガードの全面バーニング、というのもアリですね!
ちなみに、後日後依頼主から送られてきたのは組みこみ途中のものでした。
ボディもピックガードもナチュラルなカラーなのでのっぺりした印象になってしまうところ、3プライ風のラインがあることでピックガードがくっきりと浮き上がって見えるようになりました。
なかなか「有り」なバーニングカスタムだと思います!
という訳で一風変わったご依頼品のご紹介でした!
それでは本日はこの辺で!