オーダー品紹介「床屋のオプションメニュー」
- BOB
- 2016年10月24日
- 読了時間: 4分
今晩は!
L&WのBOBです。
今回もオーダーいただいたアイテムのご紹介です。
今回紹介するアイテムはなかなか面白くて、今までにないご依頼だったのでとても楽しく作業しました。
早速紹介しましょう。
こちらです 。

なにやらイラストと金額が書いてありますね。
素材は牛ヌメ革、タンローです。つまりレザーバーニングの作品ですね。
サイズは650mm×180mmで、OPTIONと書いてある出っ張った部分を入れると210mmほどの幅になります。
今まで製作したレザーバーニング作品の中では最大級。 狭いスタジオ内で焼き付けるには取り回しに苦労しました。
詳細を見てみると・・・



どうやら理容に関係する内容です。
それもそのはず、実はこれ、床屋さんで使うオプションメニューなんです。
例えばヘッドスパやシェービングなど、通常のカットに追加できるオプションメニューを紹介している一覧表のようなものです。
元々は写真を編集したものが鏡の部分に貼られていましたが、どうせなら統一したメニューにしたい、という事でご依頼いただきました。
文字とイラストの組み合わせで実はイラストはグラデーションを使わずに、濃いめと薄めの2つのパターンで陰影を表現しています。
グラデーションを使うとそれだけ時間もかかり、工賃も上がってしまうので、こういった2諧調の方が金額的にも抑えられますし、漫画的表現でインパクトもありますね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
実は今回ご依頼いただいたのはかなり近所の床屋さん。
共通の知人のつてでひょんなことから近所の床屋さんとお知り合いになったわけですが、実はかなりかっこいい理髪店だということが、初めて伺った時にすぐわかりました。
ちょっとだけ店内もご紹介。

ウッドを基調とした古き良きアメリカを彷彿とさせるような店内。 インテリアにも色々とこだわりが見て取れます。

このお店は埼玉県加須市にある

「メンズオンリー」の理髪店で、江戸川区の某有名理髪店で修行を積み、数々のコンテストに入賞しているという凄腕の店長が確かな腕で髪を整えてくれます。
理髪店、床屋と聞くと、なんとなく殺風景なイメージで白黒っぽいイメージを想像しがちですが、こちらはご覧の通りウッドを基調として温かみのある店内です。

で、今回製作したメニューはどこに付くか、と言いますと、正面の鏡の下部。 写真は取り付け前の状態ですが、イメージとしてはこんな感じ。
そして2枚製作したのは、ご覧の通り鏡が2面あるためです。
左側が今までのメニュー。 右側が今回製作したメニュー。統一感が出て、しかもレザーなので経年変化でどんどんと色が変わり渋くなっていく。 しばらくしたらとてもいい味が出てくると思いますし、その時に初めてこのお店の雰囲気にぴったりとマッチしていくことでしょう。

椅子に座るとこんな感じで正面にメニューが見える訳です。

右のポスターもかっこいい。
そして、今回製作したメニューを店長の方でもブログに書いていただけた様で、嬉しい限りです。
今までで最大級のサイズ、そしてイラストと文字の組み合わせ、製作はなかなか大変でしたが、その分やりがいもありとても楽しく製作させていただきました!
ーーーーーーーーーーーーーーー
最後に余談。 実はこのメニューの納品時にいい機会だってことで伸ばしっぱなしでボサボサになっていた髪を切ってもらったんです。
普段はバリカンでセルフカット。
結婚式の前日に美容室で切ってもらってからおよそ10年ぶりに人に髪を切ってもらった訳ですが、これがまたとっても気持ちいい。
プロなので当たり前なのかもしれませんが、髪に触る時の手つきがもう違いますよね。
ものすごく切れるバリカンやカミソリにも驚きましたが、小気味良いハサミの音もとても気持ちいい。 そしてシャンプーとヘッドスパ。 これが相当気持ちよくて、眠ってしまいそうでした。
普段は帽子をかぶるのがデフォルトなので、整髪料は一切付けませんが、どうせならってことでビシッとセットしていただきました。
これがまたビシッと決まっていて、シャキッとしたというか、とてもリフレッシュできました。
店内の雰囲気もさることながら、確かな技術&絶妙な力加減のおかげで、とても癒されることは間違いありません。
埼玉だけでなく、東京や千葉、そして遠くは長野からも通うお客さんがいるほどの人気ぶりなので、気になる方は是非行ってみてください!
「男は最後は床屋に戻る」という店長の受け売りですが(笑)、確かに間違いないかも。
僕も長年続けてきたセルフバリカンを卒業する時が来たようです!
というわけでオーダーいただいたレザーバーニング作品の紹介でした!
それではまた!
お問い合わせ、オーダーはこちら↓からどうぞ!